2011年1月13日木曜日

旅のきっかけ




2010年夏私はフィリピンのマニラとケソン州に訪れました。
マニラのスラム街に訪れ、おうちを見せていただいたり、ストリートチルドレンとのイベントなどを行いました。スラム街はやはり見た目も衛生的にも良くない環境でした。3畳程のスペースに9人で暮らす家族。扇風機は1つだけ。毎日おしくらまんじゅう状態で寝て起きてご飯を食べて生活していました。自然の雨がシャワー。雨が降るとみんな上半身裸で喜んで走り回っていました。1日200円のために危険と隣り合わせの中道路で商品を売り歩いたりして稼いでいました。








そんな彼らに『あなたはフィリピンがすきですか?』と聞くと彼らは『愛しています。美しい国だから』と即答していて大変驚きました。フィリピンには美しい場所は確かにたくさんあるけれど彼らの住んでいる場所はお世辞にも美しいとはいえなかった。だけど即答している彼らはとても輝いて見えた。








私は日本というとても資源豊かな国に生まれ、水にも食べ物にもお金にも何不自由なく生活しています。けど、日本でよかったと、愛していると正直答えられないかもしれない。ずっと東京で暮らしている私は、他人とのコミュニケーションも積極的にとろうとしない都会の人たちをみてとてもかなしい気持ちになる。満員電車ではぶつかっただけで喧嘩がおこり、ネグレクトや児童虐待、いじめが増える日本。こんなに豊かな国でも児童養護施設が年々増加していることをみなさんごぞんじでしょうか?
先進国で携帯などが増える一方でコミュニケーションをとれなくなる人がふえてきてしまっています。核家族が増え『自分の子は自分だけが守る』という気持ちからモンスターペアレントだって増えているのだと思う。


フィリピンで出会った人々は確かに金銭的に不自由かもしれないがとても人が豊かで明るくて助け合って生きていて『辛さ』を少しも感じさせないくらい笑顔でした。
はたして貧困とは不幸ということなのか。フィリピンの人々は不幸なのか、それとも日本の人々は幸福なのか。



日本にこういった印象をもっているのも自分がまだまだ日本を知らないからでもあると思います。もっとたくさんの人に出会って話してたくさんのものを見て日本を自信もって大好きと言えるようになりたいと思いこの旅をしようと思いました。そこでバイクの免許もないしゆっくり人に話しかけながら行くにはどうしようかなということで自転車で沖縄まで行こうと決めました!!わはは
あとフィリピンにいって『幸せってなんだろう』を1番感じたのでそれをたくさんの人に聞きながらフィリピンのことを伝えながら行きたいと思っています。


また私は障害だって国が違ったって『みんな違ってみんないい』と思うけども、国が違うだけで殺しあう戦争とはなんなのだろうと思い戦争にも大変興味をもっています。
フィリピンにいき言葉が通じ合わなくてもたくさんの時間を人々と共有し一緒に笑ってとても幸せを感じました。宗教だって体の形が違っていたってそれは個性だと思う。
日本では私が生まれるずっと前に戦争が終わっていて『戦争はだめだ』と強く言われ続けているけど、私は映画などの世界しか戦争を知りません。人と人が殺しあうことはいけないことだけど、そんななかでも笑って泣いて生きている人々は何を思っているのだろう。自分が戦争を生きていたらなにを思うだろう。


フィリピンに行き『悲しい国』という印象がまったく変わったように、私自身が戦場にいったらなにを思うかとても知りたいです。


だからまず沖縄方面に行きたくさんの戦争跡、原爆ドーム、ひめゆりなど見ていきたいとも思っています。


自転車一人旅がんばるぞーっ!!!

あとよかったら
みんなの幸せの感じる瞬間を
コメントに書いてくださーいな!
なんでもいーよ!!
お願いいたします(^^)








 

 

1 件のコメント:

ま さんのコメント...

西口は食べてるときとバスケしてる時が幸せです\(^O^)/