2011年1月14日金曜日

フィリピンの旅 vol.1

 



私は2010年8月26日~9月2日の7泊8日でフィリピンに行ってきました。
フィリピンのボランティアスタディに興味をもった同じ大学の1年生の仲間5人と4年生2人と現地駐在のNPO staff(Hoop Scoop Asia)の方の8人での旅でした。
行く前からイベントの準備やMTを何日もかけてしました。私たちのグループ名がBUKASです。タガログ語で『明日』という意味があります。
またターナー色彩株式会社さんにイベントで使うためのたくさんの絵の具を協賛していただきました。下の写真の方は ターナー色彩株式会社画材課課長の坂本和利さん笑顔が素敵な心やさしい方で、突然のめーるにも快く対応してくださいました。



 この記事わそのときに書いた私の日記です。フィリピンの現状やあたしがフィリピンに行って感じたことなど伝えられたらと思います。相当長いと思うけど暇つぶしがてら時間があるときに読んでくれたらうれしいです!





2010/8/26
初フィリピン到着です\(^∀^)ノ 飛行機の中からフィリピン人のクーヤニーニョ達とかと仲良くなり、テンションあげあげわくわくMAXでした!「クーヤ」わ『お兄さん』っていう意味です!



気になっていたフィリピンの『国のにおい』わ香水みたいな花みたいなすごく甘いいい香り!空港のときはまだ貧困ていうほど貧困が見えず、さほど日本との大きな違いがわからなかった。みんな仕事や旅行帰りみたいな感じだったし。でもどこも大家族でお迎えにきていてすごいなとは思っていた。


だけど少し車を走らすとすごく危険な道路中で暑い中物売りをする人々に驚いた。中には子どももいた。


またフィリピンにきて初日1番大きな衝撃は、ホセ・リサールの歴史館に行く前の馬車に乗っている時物乞いにあったときだった。ただただ無言で冷たい眼をして小さい男の子わ手を出してきた。心臓がドキンっていってギューってなったのがわかった。今でもあの目が忘れられない。映画『闇の子どもたち』の最後の女の子と同じ目だった。何もその子にしてあげられない分あの目は忘れちゃいけないと思った。ああやって生活しているこどもたちがたくさんいることを忘れてわいけないと思った。


夜ごはんの時も、隣の窓際に座っていた地元のお客さんに向かって外から小さい女の子2人がずっとコンコン窓をたたいていて目をそらしたくなるくらい信じられない光景だった。日本じゃまずありえない光景に自分の常識もモノとか水とか食べ物に対する価値観の軽さに自分がものすごく情けなくなった。
ホセ・リサールの歴史館ではたまたま見学にきていた学生さんたちと仲良くなった。でも物乞いをしていた子たちとは全く違いアクセサリーをつけお洒落で貧富の差が垣間見えた瞬間でした。






2010/8/27
スラム街に行きコミュニティ訪問。2グループに分かれて2件のおうちに訪問させていただきました。すごくすごく衝撃的でした。3畳くらいのスペースに6人と同じくらいにスペースに9人で生活していた。1畳くらいのスペースが段になっていて3人3人で寝ているそうです。自分の目で見て本人達から聞いているのに信じられなかったというか驚きが隠せなかった。昨日フィリピンってすごく甘い香りって思ったけどそこはあまりにもいいにおいとわいえない、じめじめしていて衛生的にもよくない場所だった。




その時に「フィリピンは好きですか?」って質問したら「とっても美しい国だからとても愛しています」って即答していてすごく印象的だった。また「1番幸せを感じる瞬間はどんなときですか?」という質問では「家族といる時です。ここで家族と寝てご飯を食べて生活している時が1番幸せ」って答えて下さいました。日本でそう即答できる人たちが何人いるだろう。生活が安定しすぎていて自分の国の裕福さも、家族の大切さも当たり前になりかけている生活を送っている私たちとどっちが幸せなんだろうか。
その日の午後BahayTuluyanという孤児院に到着し、Welcome会を開いてくれた!ゲームとかすごく楽しかった!!みんな笑顔が素敵だし初日から超仲良くなれて安心した(^o^)



あ、あと大切な出会いが!!!メイとの出会い!!すーんごく車の中とか話しまくって楽しすぎました!メイのあたしの第一印象『Fanny Face』...もはや大爆笑だったね!言われたときはもう車ん中ドッカーンだったね!!どこに行ってもあたしのあつかいわ変わらない(笑)



あと恋の話とか...もちろんフィリピンの深い話とか。フィリピンはやっぱり孤児院とか今でもすごく増えているんだって。でもどうして今みたいな現状なのか調べ中らしい...。やっぱり難しい問題。





2010/8/28
今日わSOS villageに行きました。フィリピンにはいろいろな孤児院があり、SOS villageは複数の家が集まり村のようになっている孤児院です。1軒に1人づつハウスマザーがいて、保護された子どもたちが割り振られ本当の家族のように暮らしています。1軒にだいたい10人程度で生活しています。ただ、他の孤児院と違い里親がきても引き渡すことはありません。20歳になるまでそのSOS villageで暮らすのです。


そこに私たちわ一人一軒づつ割り振られお昼ごはんをごちそうになったり子どもたちと一緒にあそんだりしました。



そこで出会った一人の男の子がSOSでの家族のことと本当の家族の紹介をしてくれました。なんかすごく複雑だった。今の生活は安定しているかもしれないけど、本当の家族の記憶もあって今どんな気持ちで過ごしているんだろう。昨日家族愛とかコミュニティ訪問ですごく感じたのでなおさらです。すごくさみしかった。しかもその子心臓病だし...でもここの子どもたちの笑顔わ本当に素敵!!強いなあ。
あと孤児院の子どもたちは「Give me 5peso」って物乞いをするふりをする遊びをしていてどんな気持ちでいるのか全然わからなかった。今までそういう生活をしてきたのにもう遊びにできる子どもたちの強さにすごく自分がちっぽけにみえた。
あと、ハウスマザーは60歳まで結婚しちゃいけないし、自分の人生すべてそこの子どもたちに捧げている人たちなの!!やっぱこういう活動をしていこうと決めた人たちの決意って素晴らしいと思いました。あまい気持ちじゃ動けないですよね。
私の訪問した家のハウスマザーに「幸せですか?」って聞いたら、「毎日子どもたちに囲まれてて幸せです。」って言っててかっこいいと思いました。
今日もたくさんの人と接して楽しくて感動してお別れがすんごくかなしかった。みんなで泣きあって抱き合って...出会えてよかったです。ありがとう。






2010/8/29
もう半分が過ぎました(゜Д゜;;;;)ハヤーイ
今日わ滞在しているBahayTuluyanのオリエンテーション!施設の説明や、ゲームをしたり劇をしてくれたりした。


あのバルーンゲームわとてもわかりやすくすごいゲームだと思った。BahayTuluyanではまず子ども自身を強くすること、そして子どもたちの現状をフィリピンの問題を広めていくことをしているんだって。子ども自身を強くしないと子どもたちを利用する悪い大人から守ろうとしても逃げ切れないからだって。すごく納得した。広めればたくさんの味方もできるし。BahayTuluyanの活動も日本で広めたいと思った。
そのあと子どもたちが劇をみせてくれた。



言葉は全てわからなくても自分の体験談の劇だから表情もリアルで動きとかでとてもわかりやすかった。広めるために子どもたち自身て作った劇や歌でまたここでもこどもたちの強さを感じた。けど劇をやるたびに辛い気持ち思い出してるんじゃないかとか思ったら苦しくなった。またここの孤児院でも一緒にみているこどもたちが物乞いのシーンで「Give me 5peso!!」って笑いながらいっててまたどんな気持ちなのか考えた。わからないよね~
午後わトライシケルに乗って市場見学へ!やはり人の温かさを感じますよフィリピン!!すごいみんな笑顔で素敵だった!豚の生首わさすがにびびったけどね(笑)下の写真のバイクみたいなのがトライシケルって乗り物ね!!彼はJP!15歳です。とても激しくシャイボーイでした!





からの帰ってきてからBahayTuluyanでボティペイント!!すごく素敵だし楽しかったしみんなで真っ黒になってたくさん笑った!子どもたちの笑顔まぶしすぎだーい!!





 そして夜のシェアリングわすごく濃かったなあ。メイにも質問できて、ずっと気になっていた孤児院のこどもたちの「Gibe me 5peso」って言うことについて...聞いたら「もう昔のことだから気にしてないんだと思うよ」って。フィリピンの人のポジティブさに驚いた。でも本当に心理的とか的にわどうなんだろう。本当はやっぱ辛いんじゃないかな。でもフィリピンの人って本当にポジティブで、昔日本人に大虐殺されていた牢屋とか壊したりしないで学生が使うカフェに変えてたり、アメリカ人が乗り回してたような車をみんなて乗るバスに変えたりしてるんですよ!!すごいよね。日本だったらこんな使い方してるかな?




これがぶれちゃってるけど
学生の使うカフェだよ→


これはアメリカ人が乗り回してた車を
派手派手にしてみんなのバスに変えたやつ!
フィリピンにはいっぱい走っててね
派手さでみんなで競ってるんだって!!→
また、親が貧困のために子供を捨てちゃう心境もね、『私の子どもならどこでも強く生きられる』って多くの人が思って子どもを捨てるんだって。ポジティブというか...考えの違い価値観の違いってすごい難しいね。実際フィリピンには子供を捨ててもいいっていう法律もあるんですよ!キリスト教の考えで避妊も中絶もしちゃいけないんです。だからそういう法律を作るしかないんですけどね。あと家族が多い方が幸せだって考えもあって。貧困でもいっぱい家族がいるのはそうゆうことでもあるんだけどね。でもそれでストリートチルドレンとかが増えてることも事実です。
でもそれって私たちからしたらどうなのかなって思うかもしれないけど、間違っているとは言い切れないと思うんです。その国の人の考え方だからね。難しいね~。
でも同じキリスト教でもアメリカがそうでない理由はやっぱり先進国で仕事して時間におわれてそういうことばっかしてられないからなのかな。わからん!!難しいですな...






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